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最近見た過去アニメ(2024年前期)

みなさん、萌えてますか?(挨拶)

2024年に入ってから過去のアニメを一気見する機会がけっこうあったので、覚えているうちに感想を書き記す。 基本的にかわいい女の子が出てくるアニメしか見ないのだが、その中でも様々な方向性が見られてアニメって本当に面白い!期に入ってきてる。

ゆるゆり

映画『大室家』の予習として見た。 かわいい女の子メインの作品が好きなのにゆるゆりを見ていなかった!? そう、放送当時はまだそのジャンルと和解していなかったからだ。さすが萌えアニメの大御所だけあって常に画面がかわいい。 百合は私にはわからないが、かわいいキャラ同士でかわいいことをしていると嬉しいのは確かだ。 特に素直になれない子が好きなので綾乃ちゃんや櫻子ちゃんが……とてもいい。

迷い猫オーバーラン!

OPの『はっぴぃ にゅう にゃあ』が有名なあのアニメ。 まず、令和の今そうそう見られない平成的ツンデレヒロインたちのデザインが嬉しい。 毎話ごとに雰囲気がころころ変わって面白い。おバカな回からちょっといい話まで色とりどり。 私のお気に入りは6話、みんなでMVを作る回で、そのMVがそのままエンディング映像になっている。 ずっと引っ張ってオチがこれかよ!と言いたくなるしょーもなさがまた愛おしい。 見える、見える、見える!パンツが!最高〜〜〜!

がくえんゆーとぴあ まなびストレート!

まっすぐ、ゴー! ぷにぷにした低頭身なキャラデザから、ほのぼコメディかと思いきや熱い青春物語だった。 15年以上前のアニメなのに絵も話も全然古さを感じず、独特な演出も小気味よい。 そして青春の切り取り方が上手い。学園祭をはじめとした学内イベント……だが、イベント当日ではなく準備期間などに比重をおいている。そこを見せるのかぁ……いいねって何度も感心させられた。第6話『シナモンシュガーレイズド・ハピネス』の描写はですねぇ!最終話のA Happy Lifeがですねぇ!……惜しむらくは定額見放題で配信しているサイトが現状ないこと。dアニメストアに来てほしい!

刀使ノ巫女

特殊な能力を持つ少女たちが魔物を討つ!というお話。その過程で刀使の女の子たちのさまざまな想いが交錯する。 印象的だったのは台詞。簡潔だが響く、そんな台詞が多かった。「重いね、わたしが半分持つよ。」「きっとあなたにも…この熱はある」等…。敵陣営のキャラが魅力的なのも良かった。私は特に結芽ちゃんと夜見ちゃんが好きです。二人とも芯がしっかりある生き方を最期まで貫いていて本当にかっこいい。「この生き方を選択したのは私達自身、誰に裁かれる所以もありません」夜見ちゃんの台詞、好きすぎ。

響け!ユーフォニアム

1期で止まっていたところから、今やっている3期に追いつくために2期+映画2本を視聴。 部活ものとして主人公はじめ周囲の部活メンバー成長を見守っていくわけだけど、3期まで続くと本当に本当に「成長したな、久美子……」と深く頷いてしまう(父親?)。そして2期以降出てくる新キャラが個性強すぎてオイオイどうなってしまうんだ〜!って毎度ハラハラさせられて楽しい。久石奏ちゃんという特大の萌えキャラもいるし。3期は現在進行系で続いているので今後も見逃せないアニメである。 映画の『リズと青い鳥』は画風が大きく変わったスピンオフ的立ち位置で独自の世界観が凄く単体で完結するアート作品としても楽しめる。

音楽少女

王道のアイドルアニメとは一味違う、アイドルアニメ! まず、アイドルとそれを支えるスタッフの成長を描きつつ、主人公はアイドルではなくアイドルを支える一スタッフであるところがまず一味違う。 そして、要所々々でリアリティラインが絶妙に低く脱力、「お、アニメだね〜w」と嬉しくなっちゃう。 暗い話でも重苦しくなりすぎず安心させてくれる。 そして極めつけが最終話。そんなことある!?wとなる展開で作中の観客も「これヤバいw」と小馬鹿にするように見ているのだが、そこで「アイドルなめんな!」と作中で繰り返される台詞を放つ。そうか、そうだな、我々は最高の音楽を聴きに来たんだよね、と気付かされる。そこから最後のピースが埋まる流れは見事で、心にガチコンと来た!

ガンスリンガー・ガール

戦う女の子作品は数多くあるが、こんなに陰鬱な作品は初めて……。 殺しの道具として育てられようと少女は少女であり、芸術や趣味、恋愛……と人間らしい感性を育んでもいいはずだ。 しかし、3話のリコの少年射殺や10話のエリザ事件が示すように殺しの道具として条件付れされている以上過酷な世界からは逃れられない。だが希望を見出すことを諦めずにいよう、奇跡だってあるかもしれないから。8話と13話(アンジェリカの話)は象徴的なエピソードである。

とあるオタクが「社会福祉公社は現代オタクのメタファー説がある」と言っていて興味深かった。つまり「私たちオタクは近年の少女を欲望のままに消費している様に自覚的ですよ〜」というアピールをもって「この作品は深い!」などと言ってしまえる。ゼロ年代の想像力の言葉を借りるなら「安全に痛い自己反省パフォーマンス」だろうか。 だが、私はそのような態度は悪くないと思う。創作って欲望を吐き出してみんなで気持ちよくなるものだと思っているから。 添付画像は私が一番萌え萌えだと思ったシーンです(なんでも萌えアニメ化くん)。

妖狐×僕SS

まずキャラ、舞台背景などのデザインが繊細で、オシャレで、かわいくて、エッチで素晴らしい。 特に主人公のりりちよ様は私の弱点を狙ってるのか!? と疑うほどに好きなデザインだ、声や性格も完璧。 物語としては2人のまっすぐなラブコメという印象。私は普段大量のヒロインに囲まれてわちゃわちゃするハーレムものを見がちなので、こんな一人とまっすぐ向き合っていく物語って誠実ですごいなと感動した。 方向性は違えど、二人とも少し不器用で、少し似ていたってわかるところが良いね〜(8話)。