アニメ『スライム倒して300年...』が良かった
スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました | アニメ動画見放題 | dアニメストア
今年も色々なアニメを見たが、どれが一番お気に入りだったかなと考えると自然と浮かんできたのが 『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』 だった。 あらすじはほぼタイトル通りで、異世界でスライムを倒し続けたらめちゃくちゃ強くなっていたというもの。
異世界ものは特別好きでも嫌いでもないので、このスライム倒して300年…を見るかはどっちでもいいや程度の扱いだった…が、大学の後輩から「かわいい幼女が出てくるのでオススメです!」とすすめられかわいい幼女キャラがいるのは嬉しい!!!となり視聴を開始した。
かわよ
えっっっえっっっ
(泣)
結論……。このアニメ、良すぎ!!!!
とまぁ単発ツイートに収まるような感嘆だけで終わったらブログ記事として寂しいので、もう少しスライム倒して300年に魅力を感じた理由を考える。 まずこのアニメは画が良い。自分のアニメ評価基準は結局、どこまでいっても「画」が第一なので、ちょうどいい感じにデフォルメの効いた「かわいさ」を見せてくれるスライム300の絵作りは心地よい。 エロい!とか続きが気になる!とかそういうのではない、じわじわと、心がほっこりするような…あぁこの気持ちが「萌え」ってこと…?
ちょうど日本萌学会のジャーナル でもこのように高く評価されていて、まさに自分が感じていたことを簡潔に表してくれててとてもいい文(論文?)だった。
ストーリーに通ぶったファンタジーを求めると物足りないかもしれませんが、ころころと表情の変わる美少女、キャラの立った萌えキャラたちの個性ある立ち居振る舞いは、なろうから漫画化、アニメ化する際に大化けして、「異世界ベースの深く考えずにスッと見れる良質な萌え」として見事にブッ刺さりました。
萌えキャラ一本勝負、大勝ち。
ジャーナルに掲載されている通り「深く考えずにスッと見れる良質な萌え」なのだが、なぜ深く考えずにスッと見れる良質な萌えなのか、何がそうさせているのか?は気になる点である。 1話では主人公が異世界に転生してからのスライムを倒してレベルMAXになり、あぁここから敵をなぎ倒していって無双するんでしょう?と思ったら予想に反してスローライフをやりはじめた。
この作品には男キャラが基本でてこない。自分はアニメに男は不要派閥ではないが、男がいないとどうなるか、まず恋愛やエロイベントが(あまり)発生しない。 今まで自分が見てきた異世界転生ものは主人公が唯一の男で美少女に囲まれてちょっとHな展開になったり…なんてのが多かったのでスライム300は見ていてハッとした。あぁ異世界転生でこういうのってアリなんだなと。 その代わりにスライム300は家族愛を感じる。話が進むにつれて増えていく仲間は皆主人公の家で共同生活を始め実質家族として過ごして、こう恋愛の駆け引きのようなドキドキ感はないんだけど常に近くにいて笑いあえるような…深いことは言えないけど良いよねそういうの。
まったりスローライフは良いものだが、アニメで1クール(約12話)も続くと少し退屈になってくる。そんなときにスッと第10話「吟遊詩人が来た」が差し込まれる。急にちょっぴり泣けるいい話になっている。 では最終話はどうなるかと思ったら最終話らしい壮大な雰囲気もなくみんなで喫茶店をやって終わる。いい感じに飽きさせず、最後はしっかりと、ほっこりさせてきて締めくくる。素晴らしい…これこそViewtiful Days!