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メイプルストーリーの思い出 死んだ木の森

メイプルストーリーには「死んだ木の森」というマップがあり、当時Lv50〜70あたりの狩場としては最も効率が良くて人気だった。

2006年2月ごろ(?)、ちょうどメイプルストーリーの自キャラはLv55を超えて晴れてJr.イエティ狩りを卒業して死んだ木の森で経験値を稼げる強さになった。

「このままLv60まであげたいけど、中間テストが近いからできない・・」という会話 「このままLv60まであげたいけど、中間テストが近いからできない・・」という会話

しかし、あまりに効率が良いので常識的な時間帯は常に人で埋まっていた。死んだ木の森のマップは非常に狭かったのでひとつのマップに1人まで的な暗黙のルールがあった。それを破って横から入ると「oi 横すんな」って怒られた。

深夜になれば空いてくるのだが、自分は当時中学生で深夜までパソコンをやっていると「コラ!!早く寝なさい!!」って親に怒られて最悪パソコン禁止令が発令されるという非常に危ない状況にあったので深夜に狩りはできなかった。そこでたどり着いた答えが早朝である。

早朝(朝5時〜)であれば起きてパソコンをいじってても何も言われなかった。これを利用して朝5時ごろに眠い目をこすりながらなんとか起きて死んだ木の森に向かう日々を過ごしていた。マップの形が単純で最も効率がよく人気だった「死んだ木の森4」もさすがに5時すぎは空いていた。

朝6時〜7時になってくると、わらわらと次の画像のようにミニマップに赤い点が現れては「ちっすでに先客ありか…」みたいな感じですぐに消えていき、高速でチャンネルを回して空いている狩場を探している人を観測できて(ふっ…朝5時からやってる我々は違うのだよ…)と謎の優越感に浸っていた。

ただ、やってることは本当に単純作業で、ひたすら左右往復して同じ敵を同じスキルで倒し続けるだけ。なぜ当時はこんなことを朝早くから必死にできていたのか…?

効率が良いといっても、1時間狩りつづけてもLvが1すら上がらない効率だった。現代のソーシャルゲーム等と比べるとどう考えてもしんどい。しかも月1000円払って経験値2倍になる課金アイテムを使ってもその程度だったのだから、本当によくやってたなという気持ちになる。

それでもやり続けられたのは、当時はLv70で3次転職という大きなイベントがあったこと、実世界では他になにか達成感を得られるようなゴールが何もなかったからな気がしている。引きこもってネットゲームをやり続ける人はそういったところが始まりなのかなぁって思ったりした。

(おまけ)自分が死んだ木の森を卒業した直後あたりに、お化け提灯というモンスターが実装されて、死んだ木の森より効率が良いということで死んだ木の森の人気はすっかりなくなった。なので死んだ木の森で青春(?)を過ごした人は一定より古い世代のみだけである。でも、
財前ゴウの総回診の記事にも書いてあるとおりこの時代ぐらいがメイプルストーリーが最も盛り上がってた時期なのかもしれない…。