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ラブライブは人生(オーケストラコンサート 感想)

先日、TVアニメ放送10周年記念 LoveLive! Orchestra Concertに参加した。 ラブライブ(第1期・第2期)は思い入れ深い作品であり、μ’sのメンバーによる歌唱もあると聞いて意気込んで応募した。 アニメ1期の1話から順にダイジェスト映像的がスクリーンに流れ、その場面に応じた曲を交響楽団が演奏する、というイベントだ。 OP/EDなど一部の曲はμ’sメンバーによる歌唱もある。

序盤の『僕らは今のなかで』。この段階ですでに胸に込み上げてくるものがあった。 アニメの映像と音楽に浸りながら考えていた、ラブライブってやっぱり、”人生”だと。 人生って……そういうネットスラングでしょう? いや、これは本気だ。

私はラブライブ!関連グッズに大金を使ったわけでも、ストーリーを深く読み込んで二次創作を行っていたわけでもない。 むしろいわゆるライト層の姿勢だった。ニコニコ生放送で本編を見て、スクフェスをプレイして、学校で、Twitterでラブライバーと交流する。 作品を共通言語としてワイワイ♪するスタイルだ。

そんな軽いノリでも当時は毎日ラブライブのことを考えていた。気がつけばラブライブ好きの集まるサークルに入った。 アニメのかわいい場面写を送りあったり、キャラの誕生日を祝ったり。遠征してライブイベントにも参加した。

しかし、良い姿勢ばかりではない。 急速にラブライブが人気になり、ラブライバーは痛い行動が多く、マナーが悪いなどと大手まとめサイトで煽られることも多かった。 私自身の中でも人気になったことによる”逆張り”精神が発動し(ラブライブとかもうダサいからw)と斜に構えていた時期もあった。

オーケストラを聴きながら純粋な気持ちでラブライブ!に夢中だった頃から、逆張りで距離を置いていた頃まで様々な思い出が脳内を駆け巡った。 このシーン、かわいくてよくTwitterでリプライに使ってたなとか、このシーンって当時オタクからよく批判されてたよな、とか 全部が全部キレイな思い出ではないが、かえってそれが強度になる。人生っていつでもキラキラ輝いているわけではない、モチベーションの波もある。 そこも含めての人生なんだろう。色々あったけどこうやって節目を迎えられて、振り返るとなんだかんだ肩入れしちゃうんだよね。だって私の人生のなかでも10年間という長い間、共にあった作品だから。


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