p-hone p-hone.info

「口の形アニメ」とは何か

僕は最近「かわいい女の子がかわいいことをするアニメ」が好きで、よく見るのですが、「かわいいから良い」というのはちょっと抽象的すぎて、もう少し具体的に何が良いかはっきりさせたい、という気持ちがあった。

アニメの一部を切り取った画像を見て、「あっかわいい〜😍」ってなるもの、どんな特徴があるだろうって少し考えてみると、頻出するパターンがあることに気づいてきます。

たとえば「><」でよく表現される「かざり目」だったり、ひだまりスケッチなどに見られる「へちょ絵」といったデフォルメ・マンガ的表現。こういうのが出てくると「あっなんか良い(かわいい)」と感じることが多い。

そして2018年2月、アニメ「六畳間の侵略者!?」のエンディング映像を見てふと思った。「かわいい〜」って思えるシーンは女の子の口の形が特徴的だなって。

このときはそれで終了したが、その後2018年4月、アニメ「こみっくがーるず」が放送され、かおす先生というものすごくかわいいキャラクターが出てきて、(なぜこんなにかわいいんだ)って考えた結果、再び「口の形」という言葉が再生された。

そしてそして2019年7月!アニメ「Re:ステージ! ドリームデイズ♪」が放送されこのアニメはちょうどいい感じのデフォルメ感で作られていてめっちゃ良くて、最高!!って思ってたらやはりこのRe:ステージも口の形に着目するとたしかにいいバランスで崩れてて非常に良くて、(やっぱりこれだ、口の形はアニメの「かわいい」に多大に影響する!!と確信を得た。

そして「リステージ 3rd」でGoogle検索するとトップに記事が出てくることで(僕の中で)有名なめがねこさんが「口の形アニメ」という言葉をツイートするようになり、「そうか、自分好みのアニメを見つけるための指標の一つして、口の形アニメという判断基準はとてもヒット率が高そうだ」と偉大な知見を得た。

このあたりから、女の子の絵を描くときも「口の形はしっかり考えよう、ここでかわいいかどうかは結構左右される」と意識しはじめたり、「今期の口の形アニメはあるか!?」といった探し方を始めたりと「口の形アニメ」という単語が日常のものとなった。

良い口の形って何?

口の形アニメ、良い判断基準です、みなさんもぜひ意識しましょう!で締めくくってもよかったのだが、「いい感じに崩れてる口の形」などといったが、具体的にどういう形なんだよと気になるかもしれない。

これはうまく説明するのはむずかしくて、定量的に計測する方法はいまのところないのだが、「とりあえずぐにゃぐにゃしてる形はかわいい」という説がひとつ自分の中ではある。最初の方に貼ったアニメ「こみっくがーるず」のかおす先生も結構ぐにゃぐにゃしてる。

ただ、なんとかもうちょっとはっきりとこの良さを説明できないかって考えた結果、ひとつ案として出たのが「口の形の数式化」だった。ぐにゃぐにゃしてるというのはつまり波打ってるってことなので、波を表すような式を組み合わせると、「良い口の形曲線」が作れるのではって考えだ。

これは結構うまくいって、たとえば以下の (x²+y²)+sin6.6x = 3 という式はまさに「あわわ〜〜」ってなってる時のアニメキャラの口っぽくて非常に良い。

実際にアニメキャラの切り抜きとそっくりな口の形曲線が見つかったこともある。

とはいえ、とにかく波打ってるだけが良いのかと言われるとそうでもないと思うし、ぜひこの記事を読んだみなさんもどんな口の形がかわいいか考えてSNSなどで表明してもらえればもっと楽しいんじゃないかなぁと思ってます。