大学受験の思い出
最近、はてな匿名ダイアリーで受験の思い出を綴るのが流行っているみたいだったので、自分も思い出して書いた。今思えば色々あって面白かった。機会があれば大学入学あたりの思い出も書きたいですね(追記:書いた )。
プログラマーを目指す高校生時代
中学3年からプログラミングを始めた自分はすっかり夢中になってしまい、高校時代も何かとプログラムを書いてた。そのあたりで「これは将来プログラマー目指すしかないでしょ!」と思っていたので、進路どうするの?って聞かれたら「プログラマー目指します!!」だった。
また、自分は2ちゃんねるを当時(今でもだけど…)よく見てて、そこでは結構プログラマーぽい人たちがいてまとめのWikiまで作られていた。そこにはちょうど「プログラマーを目指す人へ」というページがあった。大学に行くべきか?それとも専門学校?みたいな項目があって、画像のように 「まともなプログラマーになりたいなら国立大学の情報系に行け!!」 的な激しいことが書かれていた。
これを見て「やばい、偏差値の高い大学にいかないとまともなプログラマーになれないのか!」と危機感をおぼえた。しかし、気がついたときには高校3年の受験期。授業はほとんど居眠りして家ではネットゲームと東方緋想天に勤しむ自分は成績がひどく、偏差値の高い大学は無理だった。
高校3年のときに受けた模試
しかし、このとき焦りはなく「自分はまだ勉強してないだけで、本気出せばいける。1年間浪人していい大学目指すぞ!」と楽に考えてた。ありがたいことに親も許してくれたので、浪人生になった。
浪人になった2011年
浪人生となり、ここから最低1年は受験勉強だけをみっちりやる、となって最初は画像のように「1年間も受験勉強したら最強になれるのでは?どこでも行けるはw」と無敵感があった。もちろん現実は画像の下部のとおり、全然そうはいかないのだが…。
よく考えれば当然のことだが、40点を60点に上げるのは比較的かんたんだが、60点を80点、80点を100点…と上に来るにつれて同じ差分でも難しくなるのだ。よって浪人生になっても最初思ったよりは成績は上がらない(例外もいるとおもうが)。
受験以外の遊びが捗ってしまう
これは受験勉強以外でも言えることだと思うが、「受験勉強をしなければならない」という状況になると急に他のことが楽しく感じる。この現象をもろに受けてしまい、浪人生をしていた2011年は趣味プログラミングの勉強をしたり、面白いゲーム(特に Steins;Gate と らんだむダンジョン)に出会ってしまったりして(今思えば楽しかったし全然良いのだが)勉強時間が削られていった。
ただ、それで全く勉強しなくなったわけではない。一緒に塾の自習室に行ってくれる友達が一人いて、その人のおかげで自習室に通う習慣だけは維持でき、成績もまぁまぁ上がってきた。
浪人生のときに受けた模試
そして大学へ…
結果からいうと、志望していた国公立大学は落ちた。 落ちた当初は終わりだ………人生真っ暗だ……という気持ちでめちゃくちゃ悲しかったのだが、もう1年浪人生するか?って気持ちにはなれなかった(↓の向いてない教科~も理由の一つ)。
結局、滑り止めで受けた私立大学に入学することにした。学費はめちゃ高いし親に申し訳なさすぎるという感じだったが、親戚にその大学出身の人がいて「あの大学はいいよ☺」と言ってくれたのもあって親にも納得してもらった。
最初に2chで見た「国立大学の情報系」に行けなかったので現在後悔しているかというと、そんなことはない。 なんだかんだ、将来の夢だったネットゲームプログラマーになることができたので特に大学受験で人生が転落したとは(今は)思えない。
大学受験時代で学んだこと
無理して有名大学に行く必要はないけど、行けるなら…
明らかにもともと勉強することに適正がないのに無理してやるものでもないけど、行けるなら有名な大学にいっといたほうが良いと感じた。ネット上で面白い文章とか書いてる人をみると有名な大学出てることが多かったりして、そういうすごい人と直接会える確率が高いとおもう。
向いてない教科は長時間勉強しても伸びない
自分は特に数学が苦手だったので、浪人生時代は数学の勉強を一番頑張ったけど、最後まで数学が足を引っ張る結果となった。脳内での考えの組み立て方がそもそも向いてない気がして「あ、これは無理だ…」と感じた。といってもパターンを完全暗記でできる部分もあるので、努力は裏切らない。コスト・パフォーマンスは悪いけど。
浪人生は意外とたのしい!!
お金を出してくれてる親には申し訳ないが、勉強さえすればいいというシンプルな時期は他の余計な心配ごとがあまりなくて自由で良かった。社会に出ると様々な悲しい思想に支配されてしまう 一方、浪人生はペーパーテストで良い点数さえ取ればいいのだ。結果さえ残せば遊んでいてもかまわない。