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2024年のイラスト活動を振り返る

今年もイラスト活動を振り返る時期がやってきた。 まぁまずはイラスト活動を続けられてよかったの一言につきる。 なにより継続することが第一だと言い続けているので、これは本当に良かったので来年末もこう言えるようにしたい。

それでは2024年に描いた絵を個別で振り返っていこう。

いーじゃん!日常

日常系アニメオンリーのクラブイベント『いーじゃん!日常』のマスコットキャラクター。 日常系アニメといえば私が好きなジャンルでお話が来たときは嬉しかった! このキャラは日向 小葵(ひなた さき)ちゃんという名前で、どんなデザインか大まかには依頼時に決まっていたが 立ち絵って汎用性の高いイラストにするためにあまり強いシチュエーションや物語性を入れられないので、ポーズや衣装でどれだけ仕込みをできるかが勝負だった。 あまりくねくねさせすぎると浮いてるように見えてしまうので、地に足をついて立っていると感じられる程度には軸を決めないといけないと学んだ。

イベント当日には某きららアニメのパロディをおまけイラストとして投稿し、私自身もイベント会場に行った。 スクリーンに映し出される日常アニメの映像と楽曲と共にオタクたちが笑顔で合唱したり踊ったりしている会場はかなり楽しくて、やっぱり日常アニメっていいなぁとなった。 変人のサラダボウルの楽曲を流してくださり、ありがとうございます(遅判定)。

卒業お祝いケーキ


お祝い会当日私は参加できなかったので、2枚目の写真はフォロワーさんのツイートから引用させていただいた。

SNSフォロワーさんの誕生日にイラストを贈る文化自体は知っていたが、プリントしたケーキを作ってお誕生日会まで開くというのは初めてで、企画を聞いたときからこれは面白いことになりそう、とわくわくしていた。 美少女ゲームのキャラクターに実在する大学のアカデミックガウンを着せるという発想もユニークで好き。ケーキになったときに映えやすいように、ちょっとデフォルメ強めで前後感をあまり感じさせない平面的な絵を意識して描いた。これで東京大学のアカデミックガウンの描き方覚えた、東京大学を卒業されるフォロワーさんがいたらぜひ私まで連絡を(?)。

げきじょうくん

こちらもアニソン(?)クラブイベントのマスコットキャラクター。 今までは基本的に5頭身ぐらいの美少女キャラばかり描いていたので、今回の2頭身の性別不詳キャラは挑戦的だった。 SD(スーパーデフォルメ)イラストって簡単そうに見えてやはり難しい。ちょっとの狂いが全体的なバランスの崩壊につながったりする。 依頼時に「こういうイメージです」と多くのアニメキャプチャ画像をもらえたのは助かった(ありがとうございます)。

げきじょうくんには表情差分、手の差分など差分パターンが多くあって、差分イラストのレイヤー分離どうするんだとわからないまま手探りで大変だったが、 たくさん差分を作ったことでTwitterでいろいろな使われ方をしているのを見られてよかった。

萌萌百人一首

「萌えの百人一首作りましょう!」と最初言われたときはも、も、萌えの百人一首!? ウケるけど、本当にそんなの作れるの?と驚いたものだが まさか本当に100首の歌を作り、100枚のイラストを描き、読み札あわせて200枚(!)を印刷して、箱に詰めて遊べるゲームとして頒布することになるとは思わなかった。 これは私が所属しているサークル萌え萌えCompanyのみなさんの協力のおかげで、本当にありがとうございます。

短期間に10枚以上描かないといけなかったため、イラストとしては急いで描きました感に溢れているが、歌(五七五七七形式)を考えるのもセットで面白かった。 実際に印刷され、実物のカードが並んだ光景は感動ものだった。 私より絵が上手い人は数え切れないほどいるが、萌えの百人一首を作る経験をした人は世界でも数えるほどしかいないだろう。

チーニョ合同

『白聖女と黒牧師』のセシリアさんのアイコンを長く使っているフォロワーさんがいて、そのフォロワーさんのファンブック(?)を作ろうという企画があったので参加した。 こうやって文章に起こすと「どういうこと???」だとは思うが、『白聖女と黒牧師』のいちファンアートとして解釈もできるように描いた。 セシリアさんってほわほわしてる感じの女の子なんだけど、電撃萌脳の私としてはやっぱりエッチな要素を入れたい! というのは最初から決めていて、 聖女なのに短いスカートと黒いニーソ、そしてその間の素肌(絶対領域って言うんだっけ?)の暗→明→暗というコントラストに視線が誘導されるように構図を逆算した。

ファンアート

趣味のアニメ視聴活動にあわせてお気に入りのキャラのファンアートを描く活動は去年に続いてやっている。 ”今期アニメ”のイラストって意外と枚数が少なくて、このアニメのキャラかわいいな…!とpixivで検索するも少なくてガーン……という経験が何度もあったので 今期アニメファンアートシーンに貢献していきたいという気持ちが原動力になっていたのかも。

ファンアートも案外むずかしくて、〇〇ちゃんが描きたい!までは良くても、〇〇ちゃんが何をしている絵を描きたいのか? というところで悩む。 よくやるのはアニメを見ていて(この子のこんな姿が見れたらいいのになぁ)というifを想像することだろうか。たとえば最弱テイマーのアイビーちゃんの絵では 本編では冒険に出る前に髪を短く切ってしまったが、アイビーちゃんの髪がもし長いままだったら……というifの願望をファンアートにしている。

で、その結果がパンツパンツパンツパンツパンツパンツ………。 さすがにアニメキャラのパンツ見たすぎるだろ、自分。 この中にはMisskeyのフォロワーさんが「〇〇ちゃんのパンツみたいなぁ」みたいに呟いていたのを見て(!!!)と思い立ってペンを握った ものもある。これはエッチなイラストを描いた責任をフォロワーさんに転嫁しているわけではなくて、本当にそういうつぶやき一つがファンアートのきっかけになることもあるとわかって、これってインターネットの嬉しさだと思う。 パンツ・見える・絵が見たくなったらぜひ私が見ているタイムラインで「あ〜〇〇ちゃんのパンツ、みたいなぁ」と呟いてみてください、保証はできませんが。

オリジナルイラスト

オリジナル絵は本当に全然描いてない。 おそらく年明けに描いた年賀イラストだけ。 オリジナル絵の利点は期限を気にせず様々な挑戦ができること、比較的R-18が描きやすいことぐらいなのだが まぁ、オリジナル絵をゆっくり描く暇もないくらいに依頼を貰えたり、ファンアートが描きたくなるほど入れ込めるアニメに出会えたとポジティブに捉えておくことにする。 とはいえ、今年はR-18イラストをほぼ描いてないのでもう少しエッチマンになってもいいだろうとは思っている。来年はガチでエッチなイラスト、描くぞ!

全体の振り返り

今年も多くの面白いイラスト経験ができて良かった!

しかし、例年との比較という観点だと、良い結果ではなかったかもしれない。 投稿枚数が減っており、インプットの時間も減ったように感じているからだ。 数が多ければ正義とは思わないが、技術的なお勉強をしてないのはちょっと不安になる。 企画やイベント合わせで締め切りがあるとどうしても手癖だなーと自覚しながら描いていることも多い。 たとえば布のしわや手(指)は数年前からずっと苦手意識があるのにちゃんと腰を据えて勉強せずに(あ〜なんかそれっぽく誤魔化して乗り切る!)が多発している。

これはもう受験勉強みたいなものでもともと苦手なものは練習しても伸びづらいし、趣味でやるならあえて現状維持で 楽しいことだけをやるのも選択肢としてアリかな?とか考えてしまう。 でも、まだ上手くなりたいという野心も消えてはいなくて、ゆらゆら揺れている感覚だ。 こういう状態で自己啓発本とか読んだら簡単にハマってしまうのかもしれないね。

ひとまず、2025年もイラスト活動を継続する。 できるなら、昨日よりほんのわずかでもいいので、新しい知識を手に入れる、ぐらいの小さな積み重ねをやっていけばいつかは……ルートを信じたい。