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ハイコンテクスト文法で会話するインターネットの住人たち

ブログやSNSでいろんなインターネットの住人を見ていると、共通の言葉(用語?)を使っている人が多いと気づいた。

よく見た言葉

自分が観測した範囲だと、このような言葉が多用されていた。これらの言葉はなんだか共通点があるなと思いつつもうまく表せなかったが、最近「ハイコンテクストな言い方だから…」という話を聞いて「ハイコンテクスト?」となった。

ハイコンテクストとは何か

high(高い)+ context(文脈)という組み合わせの言葉だが、これはGoogle検索してみるとすぐにヒットした。

ハイコンテクスト文化とローコンテクスト文化
_つまり、グローバル社会においてはハイコンテクスト社会のコミュニケーションは十分に機能しないと言わざるを得ないでしょう。本人は頑張っているつもりでも「コミュニケーションに熱心でなく、誠意がなく、能力もない」と評価されてしまう危険性が高いの…_pan-nations.co.jp

ハイコンテクスト文化とはコンテクストの共有性が高い文化のことで、伝える努力やスキルがなくても、お互いに相手の意図を察しあうことで、なんとなく通じてしまう環境のことです。
とりわけ日本では、コンテクストが主に共有時間や共有体験に基づいて形成される傾向が強く、「同じ釜のメシを食った」仲間同士ではツーカーで気持ちが通じ合うことになります。

なるほど!と思った。確かに最初に列挙した言葉をみると、たしかに「あいまいな」言葉が多い。「感じ」「雑」「など」という風に詳細や断定を入れずにあいまいにぼかしている。

まさにこれが仲間同士の「察してくれるよね?」という背景にもとづいたコミュニケーションということだろう。

身内だけにわかる用語で会話することで、仲間意識が強くなったり、とかそういったものだろうか。これはインターネット特有ではなく、人間社会全体にいえそう。ただこのあたりのことを調べたことがないのでよくわからない。

あえて時代遅れな・俗な言葉を使う

「あいまいな」ハイコンテクスト文法とはまた別に、自分の観測範囲だとこのような特徴も見られた。

たとえば、

これは…なんだろう?