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悪い意味で大人の思想に染められてきて悲しい

本当はあまりネットで悲しいことを書きたくないんですが、一度はまとめておかないといけないと感じたので書きます。

お金のことを考えてしまう

学生時代が終わって、労働を対価にお金をもらうようになった。そして実家を離れて一人暮らしをし始めると、とにかく何をするにしてもお金が必要になってくる。ただ、物件を借りてご飯を食べて生きていくには十分なのだが、そういう問題ではない。

労働というのはたいてい、上の人間から評価をくだされて給料の額が決まる。必然的に他の労働者とは競争になり、「お給料を上げる方法」などといったことを考え始めてしまう。

こういった風に自分自身を他人からの評価に最適化しようとしてしまったり、他人と比べて一喜一憂するということは非常に精神的に負担がかかる。昔はそんなことを考えずに、好きなことをしていられたのに。

健康のことを考えてしまう

年齢を重ねるにつれて、身体が少しずつ衰えてゆく。そうなってくると自然と体調に気を使ったりしないといけないし、せめてもの抵抗ということで筋トレをするだとか、ジムに通うだとか、栄養バランスの良い食事を、だとかそういう話題が増えてくる。

しかし、自分は運動するのが本当に嫌いで”健康のためだから仕方ない”と唱えながら運動するなんてやりたくない。好きなことをして残りの人生を過ごしたいのに、人生の後半のリスク回避のために今やりたくないことをやらないといけないのか。考えると心がしんどくなる。

実際に自分は2018年に体調を崩したりお尻が痛くて歩けなくなったりと散々だった。それは今でも引きずっていてお酒は飲めないし、夜更かしはできない。昔はそんなことを考えずに、好きなことをしていられたのに。

恋愛のことを考えてしまう

成人した人間は結婚して子どもをつくり、次の世代を育てていくのが正しい生き方である…みたいな世間の風潮がある。しかし見ての通り、自分は幼少期からコンピュータとインターネットが恋人みたいな人間でいままで一度も恋人がいたこともない。そのまま好きなことをしていたいだけなのに、「もういい年なんだから、恋人作りなよ」みたいな言葉を投げつけられることがある。恋人をつくれるような人間らしさもないし、やる気も出てこないのに、そんなことできるわけがない!!昔はそんなことを考えずに、好きなことをしていられたのに。

昔は良かった

昔はよかった。意味があるか役に立つかもわからないけどとにかく楽しいからインターネットの世界に入り込んで夜中まで好き放題やって疲れたら寝る、の繰り返しでも良かった。もちろん、学校に行かされたり、欲しいものが買えなかったりと制約はあったけど、この記事であげた3つの制約に比べたら全然かわいいもの。

ネットゲームの狩場を確保するために朝4時に飛び起きたり、意味もなくハッピー☆マテリアルの2月版を1日中ヘビーローテーションしたり、デスクトップカスタマイズを極めるために1日中deviant art を探索したり、ずっとオチのないような4コマ漫画を描き続けたり、ニコニコ生放送で再前列に滑り込んで心がぴょんぴょんしていた日々にはもう戻れないんだ…