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アニメ『変人のサラダボウル』が良くて岐阜に行った

春から始まったアニメ『変人のサラダボウル』がとても良い。 異世界から来た少女たちが日本の岐阜県に転移してたくましく生きるお話で、毎話あたたかい気持ちにさせてくれる。 このアニメをすっかり気に入ってしまい、行きたいな、岐阜へ、となった。 思った当時、ちょうど期間限定でコラボキャンペーンがあることを知り行くなら今! と決めた。

変人のサラダボウル✕JR東海 そなたが東海道新幹線で岐阜へ向かうフラグが立っておる件。|推し旅公式サイト|JR東海

いざ旅に行くとなると準備が色々必要だ。 私は旅行慣れしておらず過去の旅行も同行者に全部お任せしていた。 しかし今回は自分が行きたいと言い出したからには、と日程や予算を組んだ。 だいたいの日程と場所と金額を入れた「遠足のしおり」のようなシートを1枚作っておくだけで情報が整理されて大変よかった1

当日、いざ岐阜へ。名古屋駅から快速20分で着くなんて知らなかった。 アニメを見て、今回の旅に来るまで岐阜県岐阜市のイメージを全然持っておらず、昔インターネット友達が住んでたなーくらいだった。 行ってみると駅前はとても都会だし(タワーマンションもある!)、ARスタンプラリーで多くのスポット(柳ヶ瀬商店街、ぎふメディアコスモス、岐阜城、岐阜タンメン、笠松競馬場、アクアトト・ぎふ) を巡り岐阜市の魅力をたくさん知った。

そしてもちろん、アニメ『変人のサラダボウル』に出てきた場所だとわかると嬉しさは倍増だ。 地元側からアニメ側への干渉があるのも嬉しい。 例として、柳ヶ瀬商店街の掲示板や岐阜タンメン岐阜本店にはアニメのポスターが張り出されていた。

ぎふメディアコスモス横のスターバックスで店員さんから「何目的でいらっしゃったんですか?」と訊かれ 「変人のサラダボウルっていうアニメがあってぇ〜」と解説するイベントも発生した。 店員さんは「知らなかった! 岐阜市のどこが登場するんですか?」と嬉しそうに話を聞いてくれた。 私のようなアニメ好きは部屋で変な顔でアニメを見ている日常とは異なる体験を味わう一方で、 普段アニメに触れない地元の人たちは逆に非日常(アニメ)の存在を意識する機会となる、このほっこりする相互作用がなんだか心地よかった。

自販機の記事にも書いたように、「アニメに出た」ことで何気ない風景にも文脈が付与され非日常体験ができる。 作中で岐阜県岐阜市はパッとしない地方都市のひとつ、と言われていたがこうやって「聖地」になることで新たに生まれるエピソードがあるだろう。 我々はこうやってアニメから影響を受け自分の物語を紡ぐ。 今日もありがとうアニメ、これからもアニメを見ていきましょう。

変人のサラダボウル 第12話 | dアニメストア

脚注

  1. 過去の旅行の同行者が作ってくれたシートを元にした。感謝!