フラクタル 第6話「最果ての町」
この記事はp-honeが好きなアニメの話を振り返るProjectのひとつです。
フラクタル(全11話)
_世界を管理する”フラクタルシステム”が完成し、人類は史上初めて、もはや働かなくても生きていくことができる圧倒的な楽園に足を踏み入れた。それから千年-システムはいまだに生き残り稼働し続けていたが、もはや誰もそのシステムを解析できなかった。多く…_anime.dmkt-sp.jp
ぎこちなくもネッサと分かり合えたフリュネ。クレインも大爺になんとか認められ、ダナンに触ることが許された。そんな中ダナンのメンテナンスの為立ち寄った場所は、バルーンが落ちフラクタルの加護を失った圏外難民たちがさまよう土地だった。フラクタルシステムの現状を目の当たりにしたクレインは、ヴィンテージカメラを持った怪しげな男と知り合う。友達になりたいというクレインに男は「とっておきの物」を見せてやると言い―
この6話がなんだか印象に残ってて、作中に出てくる「フラクタル」と関わるディストピア的な本筋のお話と、古いカメラを持ったおっさんという2つの話の高低差がすごくいい。
この6話だけでもフラクタル世界の雰囲気がコンパクトにわかるのも良くて、フラクタルシステムというディストピア世界と、そこから追い出された人たちと、自ら逃げ出した人たち…という構図が場面場面でよくわかる。
「ほんとに来たぁ!えっち!」ひっそり入るラッキースケベも良い
データと違ってちゃんと息づいているもの(ビンテージ品)の良さがあってな…みたいなことを語るおっさん、初めて趣味が合う人と会話できたんですよ的なことをいうクレイン。
そして最後、おっさんはクレインの父親だった…(?)と写真から判明して、それに気づいてはいないが、カメラを持って何かを感じ取るクレイン、そして暗い部屋でひとり寂しそうな顔をするおっさんからの、時計の鐘が鳴り………→Ending
この流れが美しい…美しくないですか?
このわずか20秒ぐらいでさまざまな感情が読み取れる、こういうシーンが好き好きだいすき。