“エンジニア”文化と海外とアニメアイコンと…
自分はプログラマーなのでたまに真面目な勉強会的なものに参加することがある、そこで実況のTweetを眺めていてじわじわと感じるものがあった。それを勝手に自分は”エンジニア”文化と名付けている。あの人達なにかと「エンジニア」って言葉が大好きなので。
簡単に言うと「イケてるプログラマー感を漂わせる意識が高い人たちの文化」という感じだろうか…。そのあたりを見ていると、変なbioとHNで、アニメアイコンで、アニメの話をしているような人はまずいない(いや、勉強会中にアニメの話はしないのは当たり前でしょ(そうでした))。
しかし、自分が主に見ているTwitterは、変なbioとHNで、アニメアイコンで、アニメの話をしている人がたくさんいる世界であり、それぐらいが安心できるし、これがインターネットだ!と思っていた。しかし、ちょっと外側に出るとまるで別世界。まるで異世界転生ものである。
で、もっとプログラマーもアニメとかの話をしてほしいねって思ったんだけど、プログラマーにとってプログラムを組むことはお仕事につながるので、SNSといえどもお仕事要素が多少は入ってしまう。そうなると、オフィスでやばい格好をすると怒られるように、「ビジネスの場なんだからもっとシャキっとしなきゃだめだろ!」みたいな空気になってしまう。なので”エンジニア”文化圏の人たちはアニメとかの話よりも「エンジニアの成長は…」とかいう話を言わないといけない圧力が常にかかっていて、皆それをboost(いいね♥/RT)するので、どんどん皆が同じ方向に流れていく。
USへの憧れ
プログラマーの第一線といえばやはり言うまでもないくらいUS(アメリカ)である。そもそもパソコンとかインターネットなんてのは全部アメリカが発祥だからだ。自分が昔社の先輩に聞いたことだが、アメリカではいつまでも偽名(ハンドルネーム)で活動してるようなやつは中二病なキッズぐらいだそうだ。それが本当かはわからないが、少なくとも日本よりは本名+顔写真文化なのはちょっと触れただけでもわかる。
なので、日本ですごくできるプログラマーの人たちは自然と本家アメリカの凄腕プログラマーに憧れる。そうなると、アイコンは顔写真になり、Taro Tanakaのような表示名になる。USへの憧れからアイコンがアニメの美少女になって表示名が香風智乃(CV:水瀬いのり)になることはまずない。
USではなく、Chinaならまだその希望があるかもしれない。詳しくは日本のプログラマーは美少女アニメアイコンが多い?を参照。
エンジニア文化に流されてはいけない?
そんなビジネスの場だったりUSへの憧れとかだったりで、真面目なことしか言わない文化圏は悪いものだろうか?そんなことはない、勉強することはとても良いことなのでどんどんやっていこう。じゃあアニメとかの話はできないのか?そんなこともない、多分、真面目なこと言ってる人たちも一部は別のアカウントを作って「心がぴょんぴょんするんじゃあ^〜」とか言ってると思う。でも、そういうものは勉強会の実況を見ててももちろん浮かび上がってこないので、「プログラマーってこんなくそ真面目な人しかいないんかよ…息苦しいわ」って初見で思ってしまうこともあるかもしれないね。
特に落ちはつかなかったけど長くなってきたので終わり。