着せ恋、明日ちゃん、CloverWorksの衝撃
このブログではもう何度も擦ってる話題だが、何事も長く継続するのは難しい。
アニメの視聴もそうで、最初は名作と呼ばれる作品から入ってアニメって面白!!と純粋に感動したものの、名作ばかり最初に摂取すると数年後にはもうこれ以上の感動ってなくね?と考えてしまい飽きの時期がやってくる。
といっても、今更アニメ以外の趣味が見つかるわけもなくアニメは見続ける。しかし、その後名作!と言われるアニメを見ても最初のような衝撃はなかなか得られない。そこで世間では評価されてないアニメを”あえて”推すムーブをやりはじめる。「クソアニメ愛好家じゃんw」と言われようとも「そういうアニメの光るところを見つけるのが楽しいんだよな〜」と真面目に答える。 そういう逆張りをやり続けるのも疲れるので、かわいい女の子がかわいいことをするアニメを見て癒やされる、萌える、口の形をキャプチャする、ブヒる。パンツが見えたら素直に嬉しさを表明する。そんな感じでアニメを見ていたら10年近く経っていた。ストレスのない良い生活だったけど、刺激が足りないような気もしていた。
そして2022年冬、『その着せ替え人形は恋をする』と『明日ちゃんのセーラー服』というアニメが始まって。最初はどちらも見る予定はなかったけどすすめられて見てみた。
その着せ替え人形は恋をする | アニメ動画見放題 | dアニメストア
明日ちゃんのセーラー服 | アニメ動画見放題 | dアニメストア
この2つのアニメがすごくて……。 まず『その着せ替え人形は恋をする』こと着せ恋、これはいわゆる「オタクに優しいギャル」って概念ねと思わせておいて、続きを見ていくと「オタクギャルに優しい彼くん」のお話でそう来たか、と驚かされる。趣味に打ち込むっていいな…そう思わせてくれるしこれは名作ですねぇ…と腕を組んで頷いてたら急にエッチなコスプレがドーーーン!と出てきてめちゃくちゃエロいからもう高低差で脳がやられてしまった。その上ね〜ジュジュ様たむという萌え萌えな女の子が出てきてさぁ〜〜〜……どうなってるんだよこのアニメ!(ほめ言葉)今までアニメを質アニメ、萌えアニメ、画が良いアニメ、等脳内で分類していたのだが、ひとつの作品内に全部詰め込んでいいんだ、と衝撃を受けた。
そして2つ目『明日ちゃんのセーラー服』。これまたすごいアニメで、女の子ばかり出てくる系なんだけどキャラデザの雰囲気が伝統的萌え絵とはちょっと違っていて新鮮味がある。明日ちゃんは女子中学生の友情(青春?)を美しすぎるGraphicsでもって描き出しましたといったアニメで、うまく言葉にできないんだけど視聴していて「うぉっ……Wow…………うお〜〜〜〜〜〜!!!…………やゔぁい!!!わお…………」と常に感嘆の声が漏れてしまう。画を見ているだけでルーブル美術館のような体験を与えてくれるのに、第十一話『同じ時間…みんなと…』は話も良すぎて部屋を暗くしてプロジェクターで投影して見ていたのもあり見終わった瞬間頭を抱えて崩れてしまった。この時、アニメの歴史、変わったなと思わずにはいられなかった。
こんなすごいアニメが同時期にやってるだけで凄いんだけど、さらに驚くことにこの2作品はどちらもCloverWorks という会社が制作していたことに気づいた。えぇこんな凄いのを同時に2つ出すCloverWorksって一体……!?と本気でびびった。本当にすごいので今後制作:CloverWorksはチェックしておこうとなった。実際次のクールのCloverWorks制作アニメ『SPY×FAMILY』『くノ一ツバキの胸の内』はどちらも素晴らしい…。
何より嬉しかったのが、アニメを見始めてから10年近く経った今でもこんな衝撃を受けて感動できたこと。 最初に名作を消化した結果、もうあんな衝撃は得られないかなと思っていたが令和のアニメいけるじゃん、まだまだアニメは面白くなる!と希望が持てた。この影響からか、次クール(2022春)はアニメの視聴本数が急増した。