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2022年 夏アニメも豊作すぎたので感想を書いた

春アニメに続き夏アニメも多くの素晴らしい作品に出会えた。 2クール連続で10本以上のアニメを見たのは人生初で、まだまだアニメ視聴やっていけるんだ、やっていくぞ!という気持ちになれて嬉しい。

2つのアニメ(シャインポスト、ラブライブ! スーパースター)はまだ終わってないのだが、もう秋アニメの時期になってしまったので現時点までの感想とした。

彼女、お借りします(第2期)

以前にも感想を書いたかのかり の2期。作画も今まで通り安定していて話も進んできた。3期も決まってめでたい。 6話の飲み会のシーンが本当に地獄であの感じで騒ぐのが大好きな人とは永遠に合わないだろうな……という気持ちが強化されてしまった。 かのかりは時折生々しい大学生像(?)や現実の重さを見せてくる節があってたまに息苦しくなる。 しかし!!そんな中、桜沢墨ちゃんは余計な感情を引き起こさない、オタクにいつでも安心を与えてくれる聖・ヒロインとでもいうべき存在でバランスを取ってくれるので墨ちゃんとデートする回(23話)でざわついた心は浄化され萌え〜〜!の心に塗り替わった。ありがとう墨ちゃん。

てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!

今期で最も「なんだよこのアニメは…?」という声が漏れ出てしまった作品。 お笑いをテーマにした作品だが、自分自身はお笑いのことは全く知らないし作中のパロディも全くわからなかった。 しかし、とにかくこのアニメは普通じゃない、どこか狂っているのは伝わってきた。 そういう意味では最も次の話が予測できないアニメでもあり、気がついたら(さて、今夜のてっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!はどう来る…?)と考えるのが毎週楽しみになっていた。 また、いい感じにデフォルメの効いた作画、ふにゃふにゃした口の形など絵的にも楽しみどころが多くて嬉しかった。

リコリス・リコイル

『この美術部には問題がある!』のいみぎむる先生が贈るかわいいキャラデザで!百合!ガンアクション!急展開!とさまざまな要素が入った濃密なアニメ。 ここで!?ってシーンで丁寧な表情の変化を描いたりと画面の作り方も上手いっ……さすが『ガリレイドンナ』の足立監督!(ガリレイドンナ言いたかっただけ)

1〜3話であれっ意外と真面目な話なんだな〜と思わせておいてからのパンツ回に入ったときが個人的に最高潮だった。 アニメでパンツを見せることに対する敬意を常に忘れないようにしているので。

その後さらにうんこの話で盛り上がったり、「そうはならんやろ!」と突っ込みたくなる部分も含めてentertainment性にあふれ視聴者を飽きさせない作りで感心。 土曜日夜の23時から放送というのもあってTwitter上にリアルタイム視聴勢が多くてみんなでわーきゃー言いながら観れたのも楽しい体験だった。

Engage Kiss

つなこ先生のデザインしたかわいい女の子が超かわいいので見始めたアニメ。 前半は女の子がかわいいなぁ話は難しくてよくわからんなぁという感じで見続けてたら、次第に(えっ……話の構成が上手い!)と驚かされる結果になった。 普段アニメで重視するのはやはり絵(作画)なんだけど、Engage Kissの後半のストーリーには本当に驚かされてここまでついてきてよかった〜〜!となった。 そっからの最終話がもう……最高で!!結局バトルモノっぽさを見せつつも根幹は恋愛脳アニメーションなんだよな! 最後のカンナちゃん(妹)が真に萌えすぎて……そこからの爆発からの恋愛脳は最高の終わり方。

ところで……キサラたむ つままれストラップの発売はまだですか?

カッコウの許嫁(2クール目)

作画は省エネだし絵的には印象に残らないんだけど、 妹の幸ちゃんがさぁ……!素直になれずに「きもっ…」とか「死ね!」とか言っちゃう系の妹で……平成!平成の妹!平成の妹ヒロイン、最高〜〜!

サマータイムレンダ(2クール目)

謎も明かされラスボスも出てきてみんなで倒して最後はちゃんとハッピーエンドになって失恋ソングたくさん聴いて〜! ループものでかつ2クールあると最後にうまくいった時の重みもあって素晴らしい最終回だった。 1クール目からずっと画が綺麗で、質の高い作品を見たぜという気持ちになれた。

金装のヴェルメイユ

好みの絵柄ではなかったのでスルーしてたのだが1話から決闘するわパンツ見えるわでTwitterのタイムラインが大騒ぎとなり急遽視聴開始。 特に透明薬でヒロインが暴走する回は天才的で画面の前でキタ━━━(゚∀゚)━━━!!とかこれこれこれこれ〜wと声が漏れてしまった。 そういったラノベアニメ的?展開で楽しませてくれてからの、終盤には少年漫画のような王道の熱さもあって最初は笑いながら見てたはずが最終話では腕組みしながら「素晴らしいアニメーションだったよ……」と満足げな顔になった。

シャドーハウス 2nd Season

アニメの2期が1期より面白く感じることは経験上少ないんだけど、シャドーハウスは2期で大いに伸びてる。着実に。 これは真に面白いアニメです。真に面白いので詳しくは語りません。なぜならマリーローズ様からそう教わったから…。

シャインポスト

ラブライバーの血には逆らえず、女の子アイドルものはとりあえず見ておこうかなと視聴開始。 キャラデザよし、作画よしで好印象。ただ、主人公が男か…。恋愛展開やられたら嫌だな……(アイドルものだし)。と思ったがそれは杞憂だった。 全身が輝く設定の是非はひとまず置いといて、まっすぐにアイドルの成長を描いたいいアニメだった。 作中のライブ会場で毎回「ふむ」て言ってるお姉さんが「ふむ姉さん」と名付けられていたのが何気に面白かった。 シャインポストのライブイベントがあったら後方で「ふむ」って言うのやりたすぎる。中野サンプラザの名前が繰り返し出てくるのでそこでイベントをやってくれるってことだよね?

プリマドール

キャラデザが好みでKey作品ということで放送前からすごく期待していたアニメ。 期待通りキャラはとてつもなくかわいくて、こ、これじゃ、プリマドールじゃなくてブヒモエールだよ。 ただし、ただ萌え散らかすだけでは済まないのがこのアニメ(Key作品だし?)、重い話も絡んでくる。 割と最初の入りが萌え目的だったせいか重めの話をされると(お、お、おぅ…)と心がついていけないこともあったので、この絵柄であれば最後まで平和100%なスピンオフ的なアニメをやってほしい。タイトルは『プリマドール びそくぜんしんっ!』でどうですか?

それでも歩は寄せてくる

前期のくノ一ツバキに続く山本先生のアニメ化シリーズ。 もう〜〜〜うるしちゃんは萌えてくる!!とにかく毎話うるしちゃんがかわいくて、かわいくて…。 表情がかわいいのはさることながら、「んぬぁ!?」や「ほわぁ!」という声がたまらなくかわいい。 最後告白するのかと思ったらしてなくて、まだまだ続くってことかな…?!

ラブライブ!スーパースター!!(第2期)

見ない選択がなかった。ラブライバーなので……。 個人的にスーパースターの良さは5人という少人数で個々のキャラクターを掘り下げられるとこだと思ってたが、結局9人になるんかい!とショックを受ける。 μ’sから続くラブライブ!ぽさはしっかりあるんだけど、似たものが再び来られてもうーん……新たな刺激が得られないというか、あまり嬉しさを感じられなかったのが正直なところ。画も曲も質が高いしよくできてるよな〜とは思うんだけどね、アイドルアニメにほぼ初めて触れたμ’s1期のときと比べるとさすがにね。

ルミナスウィッチーズ

絵がかわいい感じで気になっていたもののワールドウィッチーズシリーズは過去全部は見てなかったのでスルーしてたところ、 過去作を見てなくても大丈夫と言われたので視聴開始。

こ、これは萌え〜〜〜〜!!あっという間にジニーちゃんのファンになり急遽ファンアートまで描いてしまった。 ルミナスのアニメは健全でズボンも見えないというのに勝手にズボンを描いてしまってすまん、でも絵の原動力ってそういうものなんですよ、許して!

そしてルミナスで一番好きなのは、やはり「口の形」なんですね。自分の脳内はもう口の形から逃れられない。 下の画像のように複数の女の子がぽかーんって口開けてるシーンが何度もある。このときの口は丸いようでまんまるではない。ちょっと四角さが残っていたり、一方向に伸びていたりと少し歪み感のある丸い口の形が多い。この絶妙な丸い口の形は、ルミナス以外の今期アニメではあまり見ない気がしていてあぁこのぽかーんって口を見るとあーこれこそルミナスウィッチーズですよと頷いてしまうものだった。

神クズ☆アイドル

お絵かき練習会で面白いですよと勧められたので視聴開始。女の子がメインじゃないし 最初はふーん、、まぁ期待はしないけど…程度だったが気がつけば最終話まで見てた。

性別がどうであれキャラクターの絆や成長は美しい。 そういった王道的な良さを持ちながら、アイドルのファン(オタク)側の描写がコメディ的に出ていて 真っ当な話とのバランスが良かった。萌え目的で見るものではないなと言いつつアサヒちゃんがかわいいのも嬉しかった(声が東山奈央さんだし!)。

異世界薬局

かわいい幼女が出てきますよとオタクから言われて視聴開始(ひどい理由だ)。 見てみると……本当にかわいい幼女が!!!!かわいい〜〜〜〜〜かわいい〜萌え萌え萌え萌えっ

最初は本当に萌えることしか頭になかったんだけど、異世界薬局好きな人から「こういう点が魅力で〜」と解説してもらえる機会があって あっなるほど、言われてみればそうじゃん。いいね。となれてより見識が広がって良い体験だった。あまり萌愛脳(もんあいのう)になりすぎるのもよくないな、冷静さを欠いて他の魅力が見えなくなってしまうかもしれない。萌えファーストなアニメ視聴はもはや本能的なものなので修正は難しいが、時々こうやって他の意見を聞いたりするのは大事だと思った。

Extreme Hearts

Extreme
友情 努力 勝利!

すみません、つい声がデカくなってしまいました。 ふざけてるわけではなくて、本当にデカい文字で強調したいぐらい、2022年夏アニメで一番好きなアニメとなった。 なぜExtreme Heartsが大好きなのかじっくりと語りたい気持ちがあるが今回は夏アニメをざっと振り返る記事なのであまり長くならない程度に……。

Extreme Heartsは3話放送後に追いかけで見始めた。「ライブシーンで最前でラーメン食べてるオタクがいる件w」という形でネタにされていて (前期のCUE!のように)ほんのりと狂気を感じさせてくれるおもしろアニメ枠かと思っていたが、終盤になるにつれて本当に本当にこのアニメについてきて良かった……と感動のあまり泣くほどになってしまった。本当にエクストリーム・友情・努力・勝利なんですよね。ラブライブ!にハマった過去もあり自分は美少女が歌って踊るアニメが好きだなとはわかっていたが、最終話のライブシーンは想像を遥かに超える感動を与えてくれた。映像も台詞も…完成度が高すぎる。最終話後にリアルイベント開催の告知が出たのも熱い流れだった。Blu-ray予約した!

あとこれだけは書かせてほしい。みんなで焼肉食べ放題に行く回があって、最高の熱い心を持っていて、スポーツで、ライブで、感動を届けてくれた女の子たちが 焼肉バイキングで焼肉をめちゃくちゃ食べて笑顔でもぐもぐしてる画の幸福感がたまらない。 涙を流して焼肉を食べてるシーンで自分も涙が溢れそうになった。こういう体験をここ最近「嬉しい」と評してる。このアニメ鑑賞に対する「嬉しさ」ってのが何なのかはまだ上手く言語化できないんだけど、頭の中がじわーっと幸せに満たされるような感覚が確かにあった。

よふかしのうた

原作漫画もCreepy Nutsもまったく知らない状態からのスタートだったが十分に楽しめた。 このアニメは分類するとしたら「雰囲気アニメ」だろうか。本来はラブコメジャンルとすべきかもだが個人的に感じたのはよふかし(夜の風景)の絵的な雰囲気だった。 中学生ぐらいの年代だと深夜に出歩く機会なんてほぼないし夜という未知の世界への憧れがあるよね、そういう気持ちが伝わってきて良かった。 深夜にコンビニ行くとか、成人してたら普通にできるようなことでも最初は特別感が味わえるんだよな〜って初めてアニメイトに行った時の感傷と近いものを感じる。よって深夜の雰囲気ってなんか……いいよなってなれる6話と9話が特に好き。 あと11話の「非日常なんてものはね、長くは続かないんだよ」という台詞がお気に入り。 非日常が長く続けば、それはもう非日常ではないんだよね。自身の人生においても当てはまるよな……等考えていた。

黒の召喚士

異世界転生、チート級能力、冒険者ギルド、受付嬢、奴隷として売られたエルフちゃん、台詞からして小物すぎる悪役、微妙な作画のドラゴン、と自分のイメージする”THE・なろう系”展開がみっちりと詰まっていて最高の安心感があるアニメ。オープニングの曲と映像がめちゃスタイリッシュでかっこいいけど作品の雰囲気とは合ってなくない…?という違和感すら安心感を与えてくれる。毎クール1本はやはり「こういうのでいいんだよ」枠としてこういうアニメが欲しくなる。

最初からチート能力で無双するというストーリーを見ていると思い出すものがあって、昔Ragnarok Onlineというオンラインゲームのエミュ鯖で簡単に最強装備を揃えてモンスター相手に無双してた頃があった。 当時は中学生で、こう剣と魔法の世界で無双して気持ちよくなりたいという欲求は幼い頃から多くの人間が持っているのかなと考えたりした。黒の召喚士から人生の気づきを得られることもある。

ところで、幼い頃のセラちゃんがかわいすぎて……萌え転がってる。 あまりキャラの幼少期と比較して「昔に戻せ!」とかいうの厄介オタク仕草だから避けたいんだけど、セラちゃんの幼少期は本当に本当にかわいすぎて、この頃に戻してほしいって思っちゃった。

(おまけ)夏に視聴した過去アニメ

アニメ面白すぎ期に入ったのか16本の今期アニメに加えて過去アニメも複数視聴したのでついでに感想を書き残しておく。

魔法使い黎明期

ロス先生が……かわいい!ファンアートも描いた。 話は……よくわからなかった。ゼロから始める魔法の書を見たらもっとわかるのかな?

Vivid Strike

Twitterで好きそうと言われて見てみたら想像の1000倍ぐらい暴力的で笑っちゃった。 流血表現は正直苦手なんだけど……女の子がこんなパワフルなアニメはほぼ見たこと無いので新鮮だった。 演出の仕方とか台詞がいいセンスだと感じる箇所は結構あって、これが同じ監督である今期アニメのExtreme Heartsへつながっていると考えると面白い。

BIRDIE WING -Golf Girl’s Story-

前期にTwitterの実況民の間で大人気だったアニメだったが、キャラデザは好みではないしゴルフのルールすら知らないしな〜となって見なかったアニメ。しかし、高校の友達と久しぶりに話したら「バーディーウィング面白い」という話題が出てきたり、ヒーラーガールの監督との対談企画があったりで流石に気になってきて今期に入ってから一気に見た。見てみると流石みんなが褒めるだけあってテンポも良いし展開の読めなさ、ツッコミどころも完備、ゴルフのルール知らなくても問題なかった。

途中でローズさんの義手が取れるシーンが一番ビックリした、絵面がなんかシュールで恐怖というよりは爆笑しちゃったけど、「何だよこのアニメww」と大騒ぎできちゃう感覚が癖になるよね。

IDOLY PRIDE

最近の女性アイドルものアニメは結構見てたつもりだったけど、そういえばIDOLY PRIDEは見てなかったやって気づいたので。 絵もきれいだし話も悪くない。そして成宮すずちゃんが本当にかわいい。麻奈ちゃんを中心とした話という視点で見れば締めもしっかりしてて素晴らしいが、 他の大勢のアイドルの子に対する深堀りが1クールだと全然なくて仕方ないとはいえ残念だった。そういう部分はスマホゲームのシナリオを読んでねってことなのかも。

ワルキューレ ロマンツェ

Twitterのフォロワーさんが勧めてくれたので視聴開始。 エロゲー原作のアニメだけあってちょっとエッチな展開が次々と続いて思わず笑顔になっちゃう。 特に7話の射精……いや、写生大会の回はもうどこから突っ込めばいいのか……この脚本を考えた人天才か?

そんな感じで笑いながら見てたら終盤は真っ当にスポ根ものらしい展開になり、(ほう……)と真剣な顔つきで見ていたら 最後の最後にヒロイン全員に迫られた主人公が「馬が俺を待っている!」で逃げるのが最高に馬鹿っぽくて良かった。こんな名作アニメが10年近く前にやっていたとは……教えてくれてありがとうフォロワーさん。