話数単位で選ぶ、2022年TVアニメ10選
2022年のアニメ……豊作すぎる!! 最近ネット上で「話数単位で選ぶ、2022年TVアニメ10選」 という楽しそうな企画を見つけたので参加する。 2022年は色々あって(過去と比べて)たくさんアニメを見たのでついついやりたくなってしまったというわけで。ルールは以下の通り。
■「話数単位で選ぶ、2022年TVアニメ10選」ルール
・2022年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。
・集計対象は2022年中に公開されたものとします。
引用元: https://aninado.com/archives/2022/12/02/940/
明日ちゃんのセーラー服 第十一話「同じ時間…みんなと…」
サブタイから既に溢れる名作感。『明日ちゃんのセーラー服』はどの回もルーブル美術館に飾ってあっただろ…と言わずにはいられない素晴らしいアニメだが、特に11話はお話も非常に心に刺さるものがあった。たくさんの友達に囲まれて、よかったね明日ちゃん。ずっと一人で過ごした学校で、そこで花緒ちゃんが眺める様子が……。うーん、こういう話に弱い。
この回を見た日は偶然友達が泊まりに来ていて「折角だし上映会しますか」とプロジェクターを取り出し部屋を暗くして特大の画面で視聴したのも大きかった。見終わった後「いや〜〜〜……これは、さすがにさ、これ、アニメの歴史変わったよ」と呟いた。実際にアニメの歴史が変わったのかは知らないが、少なくとも私のその後のアニメ視聴に大きな変化をもたらした。この作品に出会ってなかったら2022年春から多くのアニメを観ることもなかっただろう。
CUE! 第14話「運命の仕事」
CUE!で一番頭おかしいエピソード。…と言うとなんだか貶してるようだけど違って、これがまた味わい深くて良いんだよね。声優の卵たちを主題にしたアニメのシナリオを考えよう!からこの話が出てくるの、一体どういう経緯なんだ?と気になって仕方ない。CUE!の記事 にも書いたが、こういうヘンテコな回がありつつもそういう路線に偏らず、王道たるいい話も同居しているのがCUE!の魅力だとおもう。
くノ一ツバキの胸の内 六の巻「転入生/人見知り」
多数の幼い女の子に「ちんちん!ちんちん!」と連呼させるアニメは名作と認めざるを得ない。同時期にCUE!が放送していたのもあってこれってもしかして音響監督の指示か?などと考えるとおかしさ倍増。年に一度はこういう小学生レベルの笑いでお腹痛くなるほど笑いたい。
ヒーラー・ガール 歌唱8「メイドさんが大好きです・クビよ」
「メイドさんが大好きです」というサブタイから(おっメイド服回!?これは萌え萌えの予感!)とキモオタスマイルで視聴開始したのに、約24分後、涙……。この作品はミュージカルをアニメに取り込むってところがまず斬新なんだけど、ミュージカル調をやるところ、やらないところの抑揚が……あ!アニメ上手い!上手アニメ!最後に怒った顔して「おかえり!」って言うとこも好きすぎるな…。
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 (第2期) 第10話「かすみん☆ワンダーツアー」
ラブライブ!に求めていたもの、ここに在り。初代のラブライブにハマったのはもう結構昔で、なぜハマったのか当時は考えることもなかったんだけど、そっか…これだ……これだったんだよ……と腹落ちした。初代ラブライブ!も10話でみんなで合宿する回だったんだね。 深く感動した、とか心に刺さったとかそういう枠ではないんだけど、あ〜そうそうこういうのが見たかったんだよなぁとニコニコしちゃう感じ、これもまた必要なアニメエピソードだと思うんです。
勇者、辞めます Episode 09「勇者、辞めたい」
最後の「俺を止めてみせろ、勇者ども!」かっこよすぎる。人生で一度はこれ言ってみたい。そして後ろでde messiahが流れ始めて欲しい。ほんとこういう展開さ〜〜痺れる!ここ数年は基本萌えモク(萌えキャラ目的)なアニメ視聴ばかりだったこともあってアニメ見て男キャラにかっこいいとか思ったのは久しぶりかも。少年の心を取り戻せた気がする。
リコリス・リコイル 第4話「Nothing seek, nothing find」
パンツを見せるアニメ に対するリスペクトは常日頃忘れないように心がけている。リコリス・リコイルは真剣に作られた大作なので下着(パンツ)への真剣さも抜かりない。3話まで真面目なアニメなんだなと理解したつもりになって腕組んで見てたら「たきなのパンツ……」という台詞が聞こえて激しいコンテキストスイッチが発生し至急最高の笑顔で実況を開始した。
パンツを見せること、それは大宇宙の誇り 視聴者へのサービス的な意味合いが大きいのかなと思われるが、この回では単なるテコ入れにとどまらず千束とたきなの絆を深める意味も持っているのがいいよね。そこでパンツを織り交ぜてくるとは……PMA(パンツ・見える・アニメ)の作り方が上手い!
Extreme Hearts #12「SUNRISE」
最初の3話あたりまでは「何やら面白おかしいアニメが始まったなw」程度の認識だったはずが、後半では手に汗握りながら深夜にも関わらずリアルタイムで実況するようになっていた。2022年で一番良かったアニメは?と聞かれたら迷わず”Extreme Hearts”と答える。なぜ?と問われるとやはり最終話のライブシーンがね〜〜〜〜〜と早口で語り始めると思う。自分はやはり歌って踊る女の子の成長を見届けるのが本当に本当に本当に好きなんだと改めて感じる機会にもなった。ライブシーンで泣いてる所長を見て様々なものが思い起こされる、SxSxSやRISE Blog……。その後さーちゃんとの2人のライブがですねぇ!そこからのSUNRISE (ver.Summer memories) がですねぇ!!!
ヤマノススメ Next Summit 第12話 「行こう!新しい頂きへ」
1期第1話では「山だけはダメ!」だったあおいちゃんが……ね、実にすごい成長を見られたなぁと満足感が半端なかった。富士山で見る過去の自分・未来の自分……、そして未来への手紙を書くという見せ方も良すぎる。2013年の5分アニメから辿ってきた山路を考えると感慨深い。最後に『スタッカート・デイズ』なんて流されたらそれはもう。「真剣に萌豚やってて本当に良かった」と叫びたくなる気持ちもわかるものだ。またいつか…ヤッホー!
Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ- すてっぷ⑪「DIYって、どぅー・いっと・ゆあせるふ!」
OPではとびきりの笑顔を見せてくれてるぷりんちゃん、一体いつデレるんだ、いつDIY部に入ってくれるんだ、と加入回をずっと待ち望んでいた。ツンな子がデレに変わる瞬間というのは世界で最も美しいんだよね。DIYアニメではそれを後半も後半の11話に持ってきたからもう今までに溜まった想いの積み上げもあって「キタ━━━(゚∀゚)━━━!!」と叫んだ。OPがあるからわかっていはいた、わかってはいたんだけども、DIY部の名札のところに「ぷりん」が追加されたときはう、う、うわぁぁあ、やったーーーーーーーーー!ってなってしまった。これが「顧客が本当に必要だったもの」か。
惜しくも選外になったエピソード
本当に次のエピソードたちも10選に並ぶ神回なんですが……10個に絞るのって難しい。理由としては評価軸が10選のエピソードと被っていた(できるだけ別々の軸で選出したかった)などがある。他の誰かが魅力的な紹介文を書いてくれると信じて待つことにする。
- スローループ 第8話「ここがいい」
- 金装のヴェルメイユ~崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む~ 第4話「忍び寄る狂気」
- 連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ 第6話「夢色コントレイル」
- シャインポスト 第9話「青天国春は《信じない》」
- Engage Kiss #12「彼を信じて」
- 恋愛フロップス 第4話「すげーんだよ、でけーんだ!」
- ぼっち・ざ・ろっく! #8「ぼっち・ざ・ろっく!」
見返していて気づいた、Endingの入り方が上手い回は高く評価してしまいがち。